【CDリリース】音楽現代で紹介され注目!!「ウィーンの光と影」大塚野乃子(Vn)米根弥恵(P)

「ウィーンの光と影」大塚野乃子(Vn)米根弥恵(P)

2022年3月に発売されたCD「ウィーンの光と影」大塚野乃子(Vn)米根弥恵(P)がこの度、音楽雑誌「音楽現代」で注目CDとして6月号で紹介されています。

ウィーンの光と影
[クライスラー/美しきロスマリン、愛の悲しみ、愛の喜び、サラサーテ/ツィゴイネルワイゼン、エルガー/愛の挨拶、ラヴェル/ツィガーヌ、ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op24「春」]大塚野乃子(vn)、米根弥恵(P) ソナーレ―SONARE 1055 2,640円

このCDを発売された、バイオリニスト大塚野乃子さんとピアニスト米根弥恵さんは当オンラインレッスンサイト音楽のへやmuoomに所属する講師でもあります。
一流の音楽家として国内外で活躍されている演奏家さんのオンラインレッスンを受けることが出来るのは、音楽のへやmuoomの魅力です。

さて、今回はこちらのCDを紹介したいと思います。

【2022年6月号】音楽現代掲載

2022年5月13日発売の音楽現代にウィーンの光と影が掲載されました。
今月の注目CDとして掲載されています。
音楽現代はその月の新譜が数点選ばれ批評が載ります。
評価も良くつけていただきました!

注目 東邦音楽大学、ウィーン市プライナー音楽院に学びディプロマを取得、ソロで活躍する大塚野乃子がウィーンに因んだ名曲を披露している。まず「愛の喜び」が何ともたおやかな音色で聴き手にこれから始まる演奏への期待を高め、次の「愛の悲しみ」は緩やかなテンポで心の襞をなぞっていくように丁寧に造型する。一方で「ツィゴイネルワイゼン」と「ツィガーネ」はロマ風の野性味が濃厚に響き、これもウィーンの伝統の一面ということを実感させる。注目はベートーヴェンで、緩急の変転の鮮やかさと情感の濃やかさがこのソナタの形式美を浮かび上がらせた。また、米根弥恵が影翳をつけたピアノでヴァイオリンを巧みに支えていて見事だ。                 ☆保延裕史

「ぶらあぼ」にも掲載!

2022年5月11日更新の最新情報にCD情報が掲載されています。

 大塚野乃子は、東邦音大からウィーンのプライナー音楽院に学んだ実力派ヴァイオリニスト。そのデビュー盤は、ベートーヴェンのソナタ第5番「春」を軸に、クライスラーの小品や、その同い年のラヴェルの難曲「ツィガーヌ」などを配した、多層的な選曲に。特に「愛の喜び」「愛の悲しみ」など、ウィーンでの生活を経験した者でなければ体現し得ないような、独特の間合いと空気感を纏う。一方で、誰か巨匠のスタイルを真似るのではなく、独創的な世界観を確立。録音場所の残響すらも味方につけ、一音一音に気持ちを込めてゆく。ピアノの米根弥恵も、真剣さの伝わる好サポートぶりだ。
文:寺西肇

詳しくはこちらからご覧いただけます。

CD発売記念インタビュー

2022年3月にCD「ウィーンの光と影」が発売されたのを記念して、音楽のへやmuooの講師でもあるバイオリニスト大塚野乃子さんとピアノスト米根弥恵さんへインタビューさせていただきました。
CD制作にあたっての想いやエピソードなどをお伺いしました。

中学・高校・大学の同級生であるお二人はもうとても長い付き合いになります。
そんなお二人から音楽に対する思いやCD制作についてお話してくれました。

バイオリニスト大塚野乃子さんへのインタビュー

・特に思い入れのある曲は?

どの曲も思い入れはありますが強いて言えばクライスラーの古典演舞曲集より「美しきロスマリン」「愛の喜び」「愛の悲しみ」でしょうか。
この3曲はウィーン留学中に沢山弾きました。ウィーンでのコンサートでも沢山弾いたので思い出深いです。

ウィーンに生まれた人なら小さい頃からこの曲をラジオやテレビやコンサートで日常的に耳にしてきた心の深くに染み込んでいる
曲です。当時はウィーンフィルの先生が弾かれるウィンナ・ワルツを真似する事に必死になっていました。その後ヨーロッパで
生活して数年経った頃このような曲はレッスンで学んでどうのこうのなる曲ではないと気付きました。
勿論ウィンナ・ワルツの型はありますが、それは勉強した上でウィーンの人々の気質を理解したり、食であったり
季節の移り変わりを通して日本人の私との対比で本質が浮かび上がってくる感じがしました。 何より大事なのはごく自然に表現するという事と、文化の理解ですから一朝一夕では難しいところが悩みであり興味深いです。
ロストイントランスレーションという言葉がありますが翻訳しきれない文化もあって。

完璧に理解するのは難しいかもしれませんが私もできる限りウィーンの文化を本場の雰囲気を思い出しながらこれからも
表現していく感じです。

そういった意味でもこの3曲は今のベストかなと思っています。

 

・苦戦したところ(曲)

良い録音にしたいと思えば思うほど力んでしまいます。
演奏はその場の空気感、自分や共演者の心の様子が振動となって雰囲気が音に表れてしまいます。
曲が体に入ったら意識しすぎないで自然に演奏した方が雰囲気は良く出るような気がします。

 

・どこが1番気に入ってる?

どの曲もお気に入りですが、全曲を通して自然体に表現出来たかなと思います。

 

・レコード時間はどれくらい?

とにかく時間がかかりました。記憶が飛ぶくらい笑
本当にピアニストとエンジニアに感謝しています。

 

・最後にここに注目して聴いてほしいなど

2020年コロナで社会活動が止まってしまった時、今まで前だけ向いて走って来たのを一度ストップしゆっくりウィーン時代を思い返したり、若い頃の自分の演奏を振り返ってみたりしました。当時は学校の課題で日々のタスクを消化する事で時間が過ぎていきました。帰国後は音楽を表現だけでなく仕事としても意識して生活してきました。
そんな帰国後3年目にコロナが出現して空白の時間が沢山出来ました。
その時間を使って総括することでようやくウィーンで作った体に血が巡り魂が入った気がしました。
そしてこのタイミングで演奏を適切な録音で記録したいと思いました。

私の亡き恩師に、帰国してもう○年経ってしまいウィーンの事を忘れてしまいそうで不安ですと話した際、
“不思議と思うかもしれないけれど、時間が経てば経つほどウィーンの時間が体に流れるから心配いらないよ。”

と仰って下さったのを今になって実感しています。

聴いて下さる皆様へ少しでもウィーンの空気が伝わります様に。

ピアニスト米根弥恵さんインタビュー

Q. 特に思い入れのある曲は?

A. ベートーヴェンのスプリングです。
大塚と組むようになってから最初に演奏したソナタがこのベートーヴェンの5番ですし、彼女とウィーンで演奏したこともあります。
また、私の祖母がとても好きだった曲なので個人的な思い出もあり、私にとっては何回弾いても特別な曲です。

Q. 苦戦したところ(曲)

A. クライスラーの小品です。
どの国の作曲家もそれぞれが育った国や時代などの影響が色濃く出ます。ウィーンへの留学経験も無い私にとって彼の独特なリズムやイントネーションを身体で理解し落とし込むことは挑戦でした。

Q. どこが1番気に入ってる?

A. このCDの構成全てが気に入っています。小品もソナタも楽しめますし、CDのジャケットも素敵ですよね。

Q. バイオリンとの演奏で気をつけていることは?

A. どの楽器と演奏する時も言えることですが、まずはバランスです。音量や音質はもちろんですが、例えば演奏中のエネルギーのバランスを取ることも大切だと最近わかってきました。
その曲をピアノパートだけでなく作品全体としても深く理解することも重要です。もちろんバックグラウンドについてもです。そうすることでピアノの役割がわかります。
それから、特にバイオリンは管楽器や歌のような呼吸はしないので、弓先の動きや背中の動きなどを捉えるようにしています。

Q. 最後にここに注目して聴いてほしいなど

A. 今回のプログラムは大塚が考えて揃えました。耳馴染みのある作品も多いですし、ゆったりした曲も情熱的な曲も楽しめる素晴らしい構成になっています。
ウィーンに縁のある作品が詰まっていて、本場で学んだ大塚ならではの演奏が引き立っています。

CD発売記念無料体験レッスン実施中!

CD「ウィーンの光と影」を演奏しているバイオリニスト大塚野乃子さんとピアノスト米根弥恵さんのオンラインレッスンが受けられるのは音楽のへやmuoomです!

現在、無料体験レッスン実施中。
CDと合わせてオンラインレッスンもお待ちしております。

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